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【体験談】実家の片付けで感じた5つの壁とその乗り越え方

【体験談】実家の片付けで感じた5つの壁とその乗り越え方

こんにちは

群馬県高崎市の整理収納アドバイザーたなかえりです

昨年から時間をかけて取り組んできた実家の片付け

正確には今は亡き祖父母の家の片付けについてお伝えしていきます

関東在住の両親

私は転勤族で北は北海道、南は福岡と全国転勤をしており実家のことが気になりつつも、なかなか帰省できない状況でした

この度、群馬県に移動が決まり「今しかな!」と思い祖父母の家を片付けることを提案

両親もなんとかしなければ。と思っていたようですぐに片付けに取りかかることになりまた

今回は祖父母の家の片付け&解体にあたり感じた5つの壁とその乗り越え方についてお伝えします

※本ページはプロモーションを含みます

当店(群馬県対応)は不用品の回収などを行う業者ではありませんが

ご実家をご自分で片付けていきたい方向けに

整理収納サポート(お持ち物の整理のお手伝い)をしております

実家の片付け「捨てる・捨てない」が決められない

実家の片付けでまず立ちはだかるのが、「これ、本当に捨てていいの?」という迷い

洋服、文房具、キッチンツールや本などは母もなんの迷いもなく処分できたのですが、なかなか進まなかったのが【書類】

祖父母はとても几帳面な性格で何十年も前の書類や領収書などすべて保管していたのです

ファイリングして綺麗に並べてあるものや、束にしてダンボールにしまってあるものなど、とにかく膨大な量の書類がでてきました

中には大事なものも混ざっている可能性があるため2人で確認していくのですが、やってもやっても減らない!

さらに書類には個人情報が含まれているのため、その部分を細かくちぎったりペンで消したりと、かなり神経を使いました

実家の片付け「捨てる・捨てない」が決められない ◎解決策◎

終わってみて思ったこと

書類に関して悩むものは後回しにしても良かったのでは?

書類って時間をかけて片付けたわりには「片付いた!」という実感が湧きにくくモチベーションが低下することも

1日中紙をめくって確認する作業ってかなりしんどいです

古い領収書やメモ書きなど明らかに捨てて良いもの以外は後で時間をかけてゆっくり取り組めばよかったなと思いました

また処分の仕方ですが【機密文書リサイクルサービス】というのを利用すればもっと楽に書類を処分できたのではないかと思います

実家の片付け 収納の奥から「謎のモノ」が大量に出てくる

祖父母の家には、収納が多い分、“何がどこにあるか分からないモノ”が大量にありました

押入れの奥から出てきた何十年も前のレシート、大量の未使用の文具、もらいもののタオル

タオルに関しては数百枚出てきたと思います

新品ばかりでしたのでまとめて数千円で買い取ってもらえました

モノがない時代を生きてきた祖父母にとって「捨てる」という選択肢はなかったようで、基本なんでもとっておいていました

片付けながら、「なんでこれ取ってあったんだろう」と頭を抱えてしまうことも多々ありました

また、片付けても片付けてもまだある!と言った感じで

「これ本当に片付け終わるの・・・」と思ってしまうこともありました

実家の片付け 収納の奥から「謎のモノ」が大量に出てくる ◎解決策◎

それは“仕分けカテゴリ”を先に決めてから進める

これ普段のお仕事、整理収納サポートの時は当たり前にしているのですが、実家となるとつい気持ちばかり焦ってしまい無計画に始めてしまいました

先に家全体を見て、どこになにがどれくらいあるか把握してから計画を立てて進めることです

最初に全体量が分かっていれば驚くこともなかったと思います

これめちゃくちゃ大事なので、皆さんもぜひ気をつけてください

実家の片付け  時間が足りない・体力がもたない

実家の片付けは、1日や2日で終わる作業ではありません

私も仕事や育児をしながらの片付け作業だったため時間の確保が難しかったです

夏場の片付けは体力も消耗するし、逆に冬は寒くてやる気が起きなかったり

70代の母も慣れない片付け作業にだいぶ疲労が溜まっている様子でした

実家の片付け  時間が足りない・体力がもたない ◎解決策◎

解決策としては慣れるまでは1日3時間だけ、週末だけという「小さなルール」を決めました

小さく始めて慣らしていき、定期化することで途中で断念することなく片付け終えることができました

そして無事片付け終えたもうひとつの理由は期限が決まっていたこと

祖父母の実家は解体することが決まっていたのですが、業者さんと解体の日を先に決めたことにより「この日までに片付けなければ」というプレッシャーがありました

そのため、私も母も一丸となって頑張ることができました

あ、父も一緒に片付けていたのですがモノの要・不要は母に任せ

父はゴミの回収や廃棄を手伝ってくれました

これをやってもらえるだけで本当に助かりました





家族で片付けることが難しい場合はこういった業者に頼るのもありですね

こちらは一回の情報入力で複数の業者に見積もり依頼が出来るようです

実家の片付け  思い出に触れて手が止まる

これはもうあるあるですが、思い出の品が出てくると、その都度手が止まってしまう

特に写真をみて「懐かしいね〜」「うわ〜この時は若かったね〜」なんて盛り上がってしまう

アルバムもたくさん出てきました

中には私たちも知らない親戚の方や昔の方の写真も出てきて、この人は誰だろう?なんて調べたりするのに時間をとられてしまいました


実家の片付け  思い出に触れて手が止まる ◎解決策◎

これは書類と同じ方法で、思い出の品はその場で判断せずに

思い出ケースを作ってまずは何も考えずにそこに入れる

そして、時間がある時に少しずつ整理していく

この時にルールを決めると良いです

例えばアルバム1冊分だけ残す
とか
100枚以内にする
とか

昔の方にとって写真は貴重だったので捨てずに膨大な量が残されていることも多いです

とっておくものだけを"選ぶ"という感覚で整理してみてください

実家の片付け  捨て方が分からない

家全体の片付けとなると普段出している可燃ゴミ、プラゴミ、不燃ゴミ以外にも
「これどうやって捨てるんだっけ?」と悩むものがたくさんでてきます

いくつか例にあげると
・大きくて普通のゴミ袋に入らないもの
・仏壇、神棚、お人形など
・スプレー缶、ライター
・衣類や布
などなど

分別の時にかなり悩みました

実家の片付け  捨て方が分からない ◎解決策◎

まずお住まいの自治体の公式サイトやごみ分別アプリで確認を

迷ったら清掃センターに問い合わせをすれば確実です

我が家の場合は
・大きくて普通のゴミ袋に入らないもの
 →クリーンセンターへ持ち込みました
 重くて自分たちで持ち上げることができない家具は業者さんに依頼

・仏壇、神棚、お人形など
 →我が家は神社の神主さんにお焚き上げを依頼しました
 神棚、仏壇、家全体を半日かけて祝詞(のりと)、お清め(お祓い)を行ってもらいました

・スプレー缶、ライター
 →これは自治体によって変わるので確認が必要ですが、中を空にしなければいけない自治体が多いのでは?
スプレー缶の中を出し切るのって地味に大変、、、

・衣類や布
 →意外と悩んだのが衣類や布類
 資源ごみに出そうとしたところ、汚れているものや肌着類は可燃ゴミということでした
「汚れている」の判断も私と母とで違って、どっちに捨てようか?と悩みました

また祖父母の家にはお店に置いてあるような大きな布のロールがたくさんありました
45Lのゴミ袋には入らないサイズでしたのでカットして袋に入れたり、そのままクリーンセンターに持ち込んだりしました

上記はごく一例で他にも「捨て方に悩む」ことが本当に多かったです

地域によって廃棄方法は異なるので、迷った時はお住いの自治体に確認を

実家の片付けはまとめ

週に1~2回のペースで約3ヶ月に渡り進めてきた祖父母の家の片付け

思っていた以上に時間も体力も必要で、親にとっては心の整理も求められる作業でした

無事か解体まで終わった時はホッとしたと同時にやり遂げたという達成感も大きかったですね

基本は両親と私の3人で行っていましたが、休日は私の夫が家具など重い物を運び出してくれたり、子供達が物を運んだりと助けてくれました

これから実家や祖父母の家の片付けに取り組む方は、どうか一人で抱え込まず、家族や専門家と力を合わせて進めてくださいね

きっと心の負担がぐっと軽くなると思います

後回しにすればするほど行動に移すことが難しくなってしまいます

自分でやるのではなく代わりにやってもらいたい!
という方は



不用品の仕分け、搬出等、全ておこなってくれる業者もあるようです

料金はかかってしまいますが労力や時間は自分たちで行う場合と格段に変わってきます

実家の片付けで悩んでいる方にとって参考になれば嬉しいです

最後まで読んでくださりありがとうございました